日本テクノが推奨するDR(デマンドレスポンス)とは、需給バランスに合わせ電気の使い方をコントロールすることを指します。
電気を安定的に供給するには、つくる量(供給)とつかう量(需要)を一致させる「同時同量」が重要です。しかし近年は再生可能エネルギーの導入などにより電源の多様化が進み、その結果、発電量の変動も増大しています。そこで需要側が電気の使い方をコントロールするDRの重要性が増しているのです。
DRには「上げのDR」と「下げのDR」の2種類があります。たとえば気温の穏やかな春・秋の日中などは、冷暖房需要が低下する一方で太陽光発電に代表される再生可能エネルギー(再エネ)が卸電力取引市場に多く流入するため、電力が余る時間帯が生じる(市場の価格が下がる)ことがあります。その時間帯の電気の使用をあえて増やすことを「上げのDR」と呼びます。この活動は再エネの活用促進にもつながります。
一方、厳寒期の暖房や厳暑期の冷房などで電力需要が急増する季節は、電力が不足する時間帯が生じる(市場の価格が上がる)ことがあります。その時間帯の電気の使用を減らすことを「下げのDR」と呼びます。当社が節電要請を呼び掛ける「DRプロジェクト」では「下げのDR」が活動の中心となります。
●日本テクノのDRプロジェクトについて
日本テクノでは電力需給ひっ迫時および電力の需給状況に応じて無理のない範囲でできる限りの節電活動「下げのDR(デマンドレスポンス)」または、太陽光をはじめとする再生可能エネルギー(再エネ)の供給が過剰となり、再エネ由来の電気が余る時間帯には電気を積極的にご使用いただく活動「上げのDR(デマンドレスポンス)」を促すプロジェクトを展開しております。「DRプロジェクト」にご参加いただいているお客さまには、翌日のDR活動に関するメール通知を行います。DR活動に取り組んでいただくことでポイントが付与されます。なお、日本テクノのDRプロジェクトについてはこちらをご参照ください。
DR(デマンドレスポンス)の実践方法は本サイトでも解説しています。なお、取り組みにあたっては省エネ手法も参考になります。ぜひ業種別の省エネ成功事例もご参照ください。